ながさきプレスWEBマガジン

〈社会福祉法人 南高愛隣会〉所長 太田 歩さん

社会福祉法人 南高愛隣会 PARKくるむ 所長 太田 歩さん(39歳)

 

 

 

雲仙市や諫早市で、知的障がいや発達障がい、精神障がいを抱える方々へ、質の高い福祉サービスを届ける〈社会福祉法人 南高愛隣会〉。

 

保育専攻の大学生の時、太田さんは〈南高愛隣会〉の運営する施設に実習で訪れた。

 

「障がいのある方の雇用の場を創出していることに感銘を受け、障がい者への福祉についてもっと知りたいと思いました」。

 

入職し、携わった重度障がい者グループホーム支援では、夕方帰宅した利用者を迎えて、翌朝送り出すまでの生活介助全般を担当。

 

「利用者さんとは、家族より一緒にいましたね」と懐かしむ。

 

結婚・出産後、仕事と子育ての両立で悩むこともあったが、進行スケジュールを工夫したり、病児保育を利用するなどし、次第にうまく対応できるようになった。

 

現在は、高齢者の通所介護と児童の放課後等デイサービスを兼ねた事業所「PARKくるむ」の所長として勤務。

 

「所内ミーティングでは、職員さんの人となりを尊重しつつ仕事に取り組めるよう伝え方を工夫しています。

 

利用者さんが笑顔で帰っていく様子を見ると、やりがいを感じます」と話す。

 

自身の経験から「母親に対する支援を実現したい」との夢もできた。

 

太田さんが歩みを止めることはない。

仕事も家庭も夢も大切にする姿は
会社全体のロールモデル

産休・育休を経て、職場復帰し、子育てをしながら役職もこなす彼女の存在は、会社としてひとつのロールモデルです。「母親に対する支援」という彼女の夢が実現するよう、応援を続けていきます。

わたしの前を走りつづける
模範となる存在です

悩んだり、落ち込んだ時、あるべき場所に引き戻してくれるメンターのような存在です。太田さんがいろいろなことにチャレンジしつづける姿を見ているので、私も諦めてはいけないと力をもらっています。

私だけのMY RULE

無理をせず、肩の力を抜くこと

子育てと仕事の両立で悩む中、上司の佐竹さんから、「全部を100%でしようと考えないで」と声をかけてもらいました。今は、力の抜きどころを見極め、家庭でも仕事でも無理をしないことを心掛けています。

いつでも身軽に動けるように

管理職としての主な仕事は、会議や進行管理、職員とのミーティングなど。会社はフリーアドレス制で、共有スペースや空き会議室を移動しながら仕事をこなすため、仕事道具はいつも身軽にしています。

 

COMPANY INFO
所在地:諫早市福田町357-15
業種:福祉
事業内容:就労支援、生活介護、児童発達支援、放課後等デイサービス、通所介護などの障がい福祉サービス事業
従業員数:622人
社員の性別割合(非正規含む):男1:女2
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