県内外に23の支店を持つ地域金融機関〈長崎銀行〉。創業の1912年以来、地域貢献を重視し、お客様や地域との繋がりを大切にし続けてきた。

その長崎銀行・佐世保支店で副支店長を務める山口さん。「高校卒業時は上京も考えたが、故郷・佐世保や家族への愛情も強くあった」と振り返る。

地元で就職し、4年目に配属された佐世保支店での勤務は30年を超え、その間、主任や支店長代理を経て、今年、副支店長に昇格。

これまで自信が持てず断っていた昇進の打診を、何度目かで受けたのはお客様からの後押しだった。

「声をかけられている内に頑張らないと。次のステージにならないと見えない景色もあるよ。今度会うときは名刺の肩書が変わっていてね」。

お客様との絆や信頼関係から生まれた、大きなチャレンジ。

副支店長になってからは、預金の役席、窓口業務の検印、資産運用など幅広い業務をこなしながら、支店全体を見守っている。

「新入行員の時によくしてくれた先輩をロールモデルに、よい雰囲気作りに向けて頑張っています。

また、子どもたちももうすぐ社会に出る年齢なので、社会人として見えた景色を伝えていけたら」。

仕事でもプライベートでも自身の経験を還元していきたいと、山口さんは明るく将来を見据えている。