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  • 〈軍艦島vol.2〉上陸方法は唯ひとつ!?軍艦島“クルーズ船”のおはなし。

    ながさきプレス観光課「軍艦島」のおはなしvol.2

    上陸方法は唯ひとつ!?軍艦島“クルーズ船”のおはなし。

    軍艦島は世界遺産としても注目され、廃墟マニアはもちろん、多くの作品のロケ地にもなっているので「聖地巡礼」としても足を運びたい人は少なくないはず。巡礼する手段としては、現在クルーズ船による上陸ツアー・周遊ツアーに参加すること一択です。
    2018年10月に猛威を振るった台風25号の影響で、軍艦島もしばらく上陸ができない状態でしたが、2019年2月からは無事再開しています。今が見学の大チャンスです!
    現在は5つの船会社によるクルーズプランが用意されており、それぞれに特徴があるので、用途やお好みに合わせて最適なプランを選びましょう。事前にどんなポイントがあるのかを知っておくと、より楽しいクルーズになること間違いありません!

    軍艦島クルーズのパイオニア
    やまさ海運

    まず紹介するのは〈やまさ海運〉の軍艦島クルーズ。
    2009年4月に軍艦島の上陸観光が解禁となったとき、一番に上陸を果たしたのがこちらのクルーズ船「マルベージャ」。それ以前にも軍艦島ツアーを行っており、20年以上の実績と経験を持っています。
    2018年3月の記録では上陸者154万人のうち、その40%以上が利用しているという、軍艦島クルーズのパイオニアでありながらトップクラスのシェアを誇っているが、〈やまさ海運〉です。大型の船で安心して利用できるのもうれしいですね。ネット早期予約特典もあるので、お早めに。

    やまさ海運(株)

    http://www.gunkan-jima.net/
    TEL:095-822-5002
    料金:大人4,200円+300円(長崎市施設利用料)
    船:マルベージャ3、マルベージャ
    定員:220名
    ネット予約可能 ネット早期予約割引あり

    軍艦島と高島のW上陸が可能!
    軍艦島クルーズ

    続いて紹介するのは、その名も〈軍艦島クルーズ株式会社〉のクルーズツアーです。こちらの上陸ツアーの特徴は、これまた「明治日本の産業革命遺産」のひとつでもある「高島」にも上陸できる、充実度の高さ。所要時間も3時間10分とたっぷりと楽しめます。端島(軍艦島)も高島も同時期を生きた炭鉱島だったので、リンクして見学することによって、さらに知識が深まることでしょう。かつては端島を羽島、高島を鷹島と呼ぶこともあったようで、姉妹島のような存在なのでしょうか。こちらもインターネットから24時間予約が可能。時間がそんなに取れない人たちには、市内に点在する世界遺産を船上から見学する「周遊コース」も用意されていますよ!

    軍艦島クルーズ(株)

    http://www.gunkanjima-cruise.jp/
    TEL:095-827-2470
    料金:大人3,600円+300円(長崎市施設利用料)
    船:ブラックダイヤモンド
    定員:200名
    ネット予約可能

    もてなしの心でつなぐクルージング
    シーマン商会

    〈シーマン商会〉の軍艦島クルーズのモットーは「きめ細やかなおもてなし」。
    NPO法人「軍艦島を世界遺産にする会」の理事長・坂本道徳さんが専属ガイドとして帯同してくれるのだとか。元島民である坂本さんが、その歴史や当時の生活をリアルに語ってくれます。そのほかのガイドさんも経験豊富ですよ!
    また、軍艦島上陸の記念に集合写真を撮影。撮った写真は、「マー船長のブログ」から手軽にダウンロードできます。
    そして軍艦島ツアーの記念に「上陸証明書」を進呈してくれるのも、こちらの特徴。さらに無煙炭の石炭やオリジナルペーパーファンもプレゼント。船内では特製軍艦島ポストカードや、たぬき絵で有名な堤けんじ氏による「さるく号と軍艦島手ぬぐい」などの販売も行っています。

    (株)シーマン商会

    http://www.gunkanjima-tour.jp/
    TEL:095-818-1105
    料金:大人3,600円+300円(長崎市施設利用料)(300円割引利用)
    船:さるく号・さるくⅡ号・さるくⅢ号
    定員:さるく号(40名)・さるくⅡ号(120名)・さるくⅢ号(90名)
    ネット予約可能 ネットに割引チケットあり

    最新技術を駆使した新時代的クルージング!
    軍艦島コンシェルジュ

    〈軍艦島コンシェルジュ〉は、最新のデジタル技術を駆使して過去・現在の軍艦島の体験できる「軍艦島デジタルミュージアム」を持つ会社でもあります。ということもあって、もっとも現代的なアプローチで軍艦島を楽しませてくれるクルーズ会社として注目されています。経験値と技術力にあふれたスタッフと最新設備により、高い出航率・上陸率を実現。そして船が揺れにくく船酔いも軽減してくれるというから、乗り物酔いに不安がある人も安心です。
    プランも、通常のものから「軍艦島デジタルミュージアム」の入場券付きのお得な優先プラン、そして最上階指定席でクルーズが堪能できるプレミアムプランも用意されています。プレミアムプランでは、優先席のほかにも、前方デッキで眺めが楽しめたり、優先下船のサービス、軍艦島記念グッズのプレゼントなど、至れり尽くせりですよ。
    さらに、独特の愛らしさをもつ人気キャラ「軍艦島のガンショーくん」にも会えます!その個性的なキャラクター性を間近で楽しめるのも、意外と大きな魅力かも!?

    軍艦島コンシェルジュ

    https://www.gunkanjima-concierge.com/
    TEL:095-895-9300
    料金:大人4,000円~+300円(長崎市施設利用料)
    船:ジュピター、はやて2
    定員:200名(ジュピター) 40名(はやて2:貸切チャーター、周遊便)
    ネット予約可能

    軍艦島の魅力に釣られてみる?!
    馬場広徳さんとアイランド号

    馬場広徳さんが切り盛りする「アイランド号」は、別名(本名?)「第七 ゑびす丸」。実は釣り船としても大活躍している船なのです。先代は40年以上前から、野母崎発で軍艦島や中の島への瀬渡しを行っていたのだとか。2代目の馬場広徳さんも多くの「大物が釣れるポイント」を知り尽くしているそうです。魚種が豊富な長崎県だけあって、沖釣りも楽しそうですよね……。と、クルーズではない話で気持ちが高まっちゃいましたが、クルージングもご期待あれ。馬場広徳さんもまた、元軍艦島で暮らしていた人。炭鉱島として賑わっていた当時の貴重な話も聞けますよ。少人数のクルーズなので、周りを気にせず質問もし放題!仲良くなれば、ほかのガイドさんたちが知らないエピソード・情報が聞けるかも。長崎市より1時間ほど南へ下った「野母崎」からの発着なので、短時間で軍艦島へ迎えます。船が苦手!という人にはかなりの朗報ですね!

    馬場広徳さん

    http://www.7ebisumaru.com
    TEL:090-8225-8107
    料金:1~4名…24000円/1隻
    5~7名…5250円/一人
    8~14名…4200円/一人
    15~20名…3150円/一人
    船:アイランド号
    定員:20名

    名称

    軍艦島(端島)

    アクセス

    JR長崎駅→徒歩7分→長崎港→軍艦島上陸ツアー船に乗船し、約40分

    お問い
    合わせ

    長崎市高島町端島 
    TEL:095-822-8888 (長崎市コールセンターあじさいコール)

    場所

    長崎県長崎市高島町 端島

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