ながさきプレスWEBマガジン

  • 選び抜かれた壱岐のブランド牛(壱岐)

    食欲の秋、そして壱岐牛の秋!
    食欲の秋、そして壱岐牛の秋!

    壱岐島では弥生時代から牛が飼育されていたとされ、原の辻遺跡からは弥生時代の牛骨や牛歯が発見されている。また、鎌倉時代に国産の牛を解説した「国牛十図」にも筑紫牛の名で「壱岐牛」が登場することから、古来から島の生活には牛がかかせなかったことが伺える。
    現在、壱岐島では年間約1000頭の壱岐牛が出荷されているが、壱岐島で育った牛がすべて壱岐牛になるわけではない。壱岐牛の条件は①壱岐産まれ、壱岐育ちの黒毛和種  ②壱岐牛専用の飼料で肥育されている
    ③肉質等級が3級以上のもの
    厳しい条件をクリアした牛のみが「壱岐牛」として認定される。米沢牛・松阪牛・神戸ビーフと比べても、出荷頭数が少なく、全国的にもほとんど出回っていない
    ため、壱岐牛は〝幻の和牛〟と呼ばれている。
    ストレスフリーな環境で育てることで、その肉質は非常にやわらかく、口の中でスッと脂と溶け、甘みがジュワっと広がる。きっとこの味の深さは、壱岐牛の歴史の深さと、島の畜産農家が注いだ愛情の深さから来ているのであろう。唯一無二のその味をぜひ一度堪能してほしい。

    profile
    編型 摩弥壱岐島内在住の新米ライター(!?)。壱岐島に魅せられた一人。壱岐焼酎と壱州豆腐が好物で、壱岐の柚子胡椒にもハマっている。口グセは「あー、壱岐島と出会えて良かった!」。この島のポテンシャルの高さに驚く日々を過ごしている。

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