長崎発の3ピースロックバンド。自由なスタンスで活動し続ける彼らのそのままの姿がつまった4thフルアルバムを発売！リリースツアーを行う彼らに話を訊いた。

◇SHANK INTERVIEW

●新しいアルバム、「Honesty」の魅力について教えてください。

庵原：Honestyの魅力ですか。僕ら自分らの曲を客観的に聴いたことがないんで。
松崎：いや、でもすごくかっこいいアルバムですね。
庵原：うん。ただただかっこいいと思ってつくりました。
松崎：アルバム自体と最後の曲とが同じタイトルになってはいますが、アルバム全体通して一つの作品になっています。その感覚のほうが楽しめていいかなと。
庵原：聴きやすいよね。
松崎：うん。一曲一曲にどういう魅力があるのかは僕らが言うことではなく、アルバムを通しての率直な感想を、聴いた人が感じるままに捉えてくれたらいいと思います。

●アルバムの中でこれを聴いてほしいといった曲はありますか？

庵原：全部です。できれば1曲目から10曲目まで全部聴いてほしい。それが一つの作品だし、曲順だったり曲間だったり考えて作っているところがあるので、それもふまえて聴いてもらいたいです。

●リリースツアーの1発目長崎ですが、ライヴの意気込みを教えて下さい。

庵原：やっぱり安全運転ですね。事故がないように...。
松崎：怪我が一番怖いです。「長崎だから」といった特別感はありませんが、ライヴはいつも通りに。
庵原：ライヴに来た人を裏切らないようにやりたいなと思っています。

●SHANK主催で「BLAZE UP NAGASAKI 2016」を10月に行ったそうですが、この時印象に残ったことはありますか？

庵原：大変だった(笑)。天気怖い。
松崎：うん。天気怖い。
庵原：野外ってリスキーよね(笑)。賭けやけんね。

●晴れた日にできたら最高じゃないですか？

庵原：そうですね。晴れないと困るし。
松崎：雨降っても楽しみますよってお客さんいるんですけど、僕たちは何一つ楽しくない(笑)。気使わせてるもんね。僕らとしては帰りたいっていう。なので、毎年雨が降らないことだけを祈ってます。

●タイトなスケジュールでのライヴとなりますが、合間でリフレッシュするためにしていることなどありますか？

池本：みんな釣りが好きなんで、行けるときは釣りに行きます。
松崎：あとはお互いあんまり干渉しない。
庵原：休みの日はなるべく会いたくない。個人行動に走る(笑)。
松崎：基本的にツアー中はずっと一緒にいるんで、変に一緒に居すぎて嫌な気分になるのは避けたいので。メンバーのことは嫌いじゃないですよ。かといって好きでもないですけど。普通です。上手に距離を保っていく。
庵原：熟年夫婦みたいな(笑)。
松崎：そう。余計なことは喋らない。

●対バンする方たちとは前からのお知り合いですか？

松崎：基本的にはそうですね。僕らがかっこいいと思ったり、一緒にやってみたらおもしろいんじゃないかって人たちを呼びました。昔からそうですけど、一緒にツアーするイコール楽しいことを共有することなんで。思いつきです。

●このバンドとやってみたいなーという感じですか？

松崎：そういうのとか、例えば僕ら以外の2バンドが知り合いじゃなかったとしたら、ツアーで仲良くなってくれるといいなって思うし。別に仲良くならなくてもいいと思うんですよね。出会ってみる機会を提供できたらなと。
庵原：かっこいいバンドが見れますよって。
松崎：見る人はそれを好きなように見て、いいなと思ったらそのバンドのライヴにも行ってほしいし。

●自分たちがきっかけとなるように？

松崎：そんなかっこいいことじゃないです。
庵原：僕らが好きで見たいから来てもらうって感じです。

●最後に地元長崎の方に向けてメッセージを下さい。

松崎：もっと長崎の皆さんがライヴハウスに来てくれて、僕たちだけじゃなく、他のバンドのライヴでも気軽に足を運んでくれたらなと思います。遊びに行く感覚で来られるような場所になれば盛り上がるんじゃないかなと。あとは、息子さん娘さんがバンドやりたいって言ったら頑張らせてあげてください。