ながさきプレスWEBマガジン

〈街角リレーエッセイ 第3レーン〉「とりあえずパンダで」とか言っとく。

 

初回のお題、我が町自慢。ということで、近畿はもとより全国的にもマイナー立ち位置な和歌山にあって、さらに弱小メディアの僕が出てきて「誰?」的な空気が漂ってるのはしばし目を瞑っていただいて。いきなりですが皆さん、和歌山県がどこにあるかご存知ですか?

 

近畿圏にお住まいの方ならともかく、これがまあ知られていない。他府県出身の知り合いたちにリサーチしたところ、日本列島の真ん中あたりに位置するというのは何となく把握してくれているのだけど、絶妙にこそばゆい場所をことごとく指してくれる。ごめん、それ三重県な。かくゆう僕も群馬県の位置を特定できないけれど。

 

さて、ここで問題。和歌山ってどんなイメージですか? やっぱりみかんですか?

 

確かに生産量はトップクラスで、品種も豊富。シーズンになるとわざわざ買わなくてもどこからともなく家にやって来ます。でも今回の執筆者に愛媛県さんがいらっしゃるし、うちが一番です!とは口が裂けてもいいません。いえ、いえませんっ。

 

じゃあ梅干ですか?

 

梅干関係は和歌山がほぼ独占しています! 南高梅という高級ブランドが人気で、大粒で果肉がふっくら、風味豊かで県を代表する味覚です。南高梅の個包装詰め合わせを県外の方にプレゼントすると、かなりの確率でズッキュン♡間違いなし。

 

 

中華そばもありますよね?

 

戦後期の屋台が発祥の和歌山中華そば。「どこか懐かしい味ですね~」などという、食べたことないはずなのに、わかったようなわからないような感想をよく聞く豚骨醤油味。お代は自己申告制でテーブルには…(話したいけど以下、割愛)。

 

もしかして、新興勢力の“ほりにし”?

 

地元アウトドアショップが開発した万能調味料ですっかり全国区!? うちの台所には5種類の味を常備しています。使いこなしているかは…。

 

…テレビショッピングみたいになってきたのでこの辺で終わるとして、これぞ!という自慢を1つに集約できないのが、良くも悪くも和歌山県のイメージがイマイチ定まらない要因だと思うのです。というのも、実は推しどころがたくさんあるんですよ、和歌山県。

 

 

個人的に県外の方をアテンドする時は、世界遺産に登録されている山上の宗教都市・高野山を散策してから山間部を車で一気に縦断し、県随一のリゾート地・白浜町を巡る1泊2日プランを敢行します。めっちゃ強行軍なのですが、和歌山県の良さを初めて感じてもらうならこの一択です(やや偏りあり)。

 

え? ざっくりし過ぎて伝わらない? じゃ、もういいです。天下の宝刀出します。

 

とりあえず、パンダ。
和歌山県の我が町自慢はパンダです(大声)。

 

白浜町の某テーマパークでは、愛くるしいパンダたちがのびのびごろごろ、いつでも好きなだけ見れるんですよ!!! あんな素顔のパンダを間近に愛でられるのなんか、本場中国以外では世界中でも和歌山県だけだと思うのです!(当社比)

 

 

今年の初め、惜しまれながら虹の橋を渡ったレジェンドパンダ・永明氏の偉業は、10回連続企画にしても書ききれないほどでござります(そんなにパンダラブでもないけれど)。

 

以上、「とりあえず、パンダで」って手札を持っていることをマウントしたかっただけの地元ラブな戯言でした。

 

次回は、京都にバトンをつなぎます。
お題は、「締め切りから逃れる私の現実逃避スポット」です。

 

 

 

街角リレーエッセイ 参加メディア

 

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※こちらの記事内容は、2025年5月1日現在のものです。
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