ながさきプレスWEBマガジン

  • 対馬紅茶(対馬)

    「紅ふうき」で最高のティータイムを

     

    和紅茶という言葉を聞いたことがあるだろうか?和紅茶にはさまざまな定義があるが、「日本の土地で育った茶の木を使い、国内で紅茶に加工されたお茶」のことを和紅茶と呼ぶ。つまり、国産紅茶だ。

     

    全国で和紅茶が作られているが、対馬にも「紅ふうき」という茶の樹を栽培する〈大石農園〉がある。化学肥料を一切使用せず、豊かな自然の中で育つ対馬紅茶は、紅という字にふさわしい赤みがかった琥珀色。香りはフルーティーで、口にした瞬間に広がる甘さと、飲み込む瞬間の香ばしい味わいがたまらない。対馬紅茶を甘いお菓子と共にいただけば、最高のティータイムを過ごせるだろう。

     

    この場を借りて、対馬紅茶の基本的な楽しみ方をお教えしたい。キーワードは「2グラム5分」。茶葉2グラムに対し、沸かしたお湯をカップ一杯分注ぎ、蓋をして5分間待ち、茶葉を取り出す。茶葉を入れたまま長く放置すると茶葉の渋みが強く出てしまい、苦いと感じる方もいるので、初めて楽しむ際は、抽出時間に注意して淹れてみてほしい。夏場は氷に注いだアイスティーや水出しもオススメだ。

     

    対馬島内のお土産品店やスーパーなどではもちろん、インターネットでも購入できる。コーヒーや紅茶は無糖派だという人はきっと気に入ってくれるはずだ。

     

     

    profile

    上原 由美子  対馬市島おこし協働隊として、福岡より移住して2年目。対馬の観光ガイドを増やすミッションに取り組んでいる。山に登って美味しい物を食べる瞬間に幸せを感じており、現在、対馬の山の上で楽しむ「対馬紅茶ティータイムトレッキングイベント」を計画中。

     

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