〈第2レーン 3回目〉は、和歌山『もっと和歌山』からのバトン!
2回目の記事
SAVVY.jpの竹村です。
全国のローカルメディアがエッセイを交換するこの企画。
大阪からお届けします。
さて、回ってきましたバトンは
「ここは撮るべき、大阪の珍スポット」です。
大阪の写真スポットで有名どころとしてパッと思いつくのは2カ所。
道頓堀のグリコ看板と、新世界の通天閣。
これが大阪の撮影スポット双璧ではなかろうかと思います。
そして最近インバウンドに人気なのは、梅田のスカイビル。
念のために説明しておくと、二棟の高層ビルの上部が繋がっていてそこがテラスになっています。(今調べたら、世界初の連結超高層建築だそうです)
1993年の建築なので、微妙にバブル感があるデザインです。
一時はぜんぜん人気がなかったのですが、なぜかインバウンドにバズって行列です。
マニアックなところでいけば、堺泉北臨海工業地帯の工場夜景や、
映画『ブラックレイン』の撮影場所となった、大正区の工場などのゴツい系もあります。
建築繋がりでいくと、大大阪時代(1920〜30年代)に作られたモダン建築が、レトロビルとして脚光を浴びています。大阪市中央公会堂や大阪証券取引所などに加えて、街中にもいくつも残っています。おしゃれなカフェやショップが、そんなレトロビルにこぞって出店しています。
なにせどこを撮ってもかわいいですから。
山や海など、自然の絶景系もなくもないのですが、
やっぱり大自然の多い県に比べると、どうしても見劣りしてしまうので今回はあまり触れずにおきます。
ちなみに大阪府にもひとつだけ村があります。その名は千早赤阪村。
奈良県との県境にあって、まあまあな山あい。
山つながりでいうと、大阪港にある山・天保山は4.53mしかありませんが、埋め立てて作られた人工の山なので、それはそれで「どやさ!」な気もしますよね。
ざざざと思いつくのはそのあたりですが、
「珍」をご要望なので、そちらに話を展開していきたいと思います。
まぁ、グリコ看板も通天閣も冷静に見るとかなり「珍」ではありますが、それはさておき。
いま開催中の大阪・関西万博がある夢洲(ゆめしま)、その横にある舞洲(まいしま)におもしろ建築があります。
さらに近くにユニバーサルスタジオジャパンがあるので、
パビリオンや、アトラクション施設の一部と思っている人もいるかも知れません。
なにせ、おとぎの国からやってきた、あるいは子どもの落書きみたいなド派手な建物ですから。
実はこれ、れっきとした公共的な施設なんです。
答えはゴミの焼却場。
ウィーンの芸術家、フリーデンスライヒ・フンデルトヴァッサーによるデザインで、
まさしく異彩を放っております。
けったいな外観ではありますが、中身はかなりの高性能の焼却場で、
いろんな技術が詰まっている施設になります。
能ある鷹は爪を隠すという格言がありますが、この場合はなんと言えば良いのか。。。。
あえてちょける感じも大阪のいちびりを具現化しているということで、ご納得いただければ!
ちなみに、オープンデーがあって内部見学もできますので、
大阪観光の際はコースに入れてみるのもいいかもしれません。
次回は、和歌山にバトンをつなぎます。
お題は、「山のものとも海のものともつかない」でおねがいします!
写真/竹田俊吾(大阪市中央公会堂、大阪証券取引所)、橋口まさみ
長崎 ながさきプレス
https://www.nagasaki-press.com/
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※こちらの記事内容は、2025年5月1日現在のものです。
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