〈第5レーン 2回目〉は、大阪『SAVVY』からのバトン!
1回目の記事
こんにちは。日本本土の西の端っこから、『ながさきプレス』の中島です。
「長崎での暮らしをより豊かに楽しく」をコンセプトに、グルメやおでかけの情報を詰め込んだタウン情報誌を毎月発行しています。
大阪から渡された今回のバトン(エッセイのテーマ)は、「長崎のすてき、を教えてください」。
移住者でもある私。長崎に来てもうすぐ10年になりますが、しみじみと感じているのが「古いものの良さ」です。
自分で言うのもなんですが、大阪で育った都会っ子ゆえ、長崎は古めかしい建物ばっかりだな~なんて、最初は思ってました(ごめんなさい)。
でも、最近は思うんです。新しいものはつくれるけれど、古いものはもうつくれない、と。
鎖国時代、海外との唯一の貿易窓口であった長崎は、外の文化を取り入れながら、独自の発展を遂げてきた町。
皆さんが歴史の教科書で「長崎」の文字をよく目にしたように、たくさんの歴史深いスポットが今も大切に保存され、レトロブームが訪れるずっと前から、レトロの宝庫なのです。
■レトロかわいい長崎の洋館
長崎でレトロを感じるエリアの代表格が、長崎市の東山手・南山手地区にある旧外国人居留地に残る洋館群。
淡いブルーやピンクの壁が可愛い洋館群は、散策しながら見て回るだけでも楽しく、無料で入れる施設が多いのもうれしいポイント。
現在はカフェに活用されている洋館もあり、趣ある空間で食事を楽しめるなんて贅沢!
よく見ると、洋風建築なのに日本風の屋根瓦に覆われていたりと、珍しい建築様式に注目してみても面白いかもしれません。
■味わい深い佐世保の商店街
海軍の町・佐世保。ここには長崎市とはまた違ったレトロが。
私のお気に入りは「戸尾(とのお)市場街」、通称「とんねる横丁」です。
ここはなんと防空壕跡を店舗に活用した商店街で、約60mの通りに魚屋や肉屋など十数軒がひしめき合います。
防空壕を生かしているため、店の間口は普通なのですが、奥行きはトンネルのように細長く、このつくりをそのまま客席スペースにした居酒屋もあり、これは唯一無二ではないでしょうか?
この味わい深い商店街では、長く続く老舗が多い一方で、古くからあるお店を若い人が受け継ぐ世代交代が行われていたり、若手が新しいお店を出したりと、新しい動きも。
新陳代謝を行いながら、これからも長く愛され続けてほしい商店街です。
***
まだまだ素敵なレトロスポットはたくさんあるのですが、今回はここまで。
この懐かしさが、逆に新しい。長崎に来れば、そう感じていただけるかもしれません。
写真/金氣太郎
園田大輔
お次は、和歌山にバトンをつなぎます。
レトロの真逆、「和歌山の最新スポット」を教えてください!
長崎 ながさきプレス
https://www.nagasaki-press.com/
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大阪 SAVVY
京都 ハンケイ500m
※こちらの記事内容は、2025年5月1日現在のものです。
そのため、予告なく記載されている事項が変更される場合がありますので、予めご了承ください。
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