〈第1レーン 3回目〉は、広島『Wink』からのバトン!
2回目の記事
ハンケイ500m編集長の円城です。
京都土産と聞いて思い出すのはなんでしょうか。
そもそもなにを京都で買ってかえるのか。
京都の食材を使った食べ物でしょうか。
それとも、伝統工芸品でしょうか。
私は地方の友人のお土産に
京都の『おもしろいもの』を紹介しています。
そこには、きっと京都らしさが見え隠れしていて
そこはかとなく京都を感じてもらえる気がするのです。
まずはこれ。なにかわかる人は少ないと思います。
古美術商や骨董屋がひしめく新門前通。
趣ある京町家の引き戸を開けると
並んでいる、この丸いころころ。
派手でキュートな外見とは裏腹に、
ものすごく上品な香りがします。
箪笥やバッグにひそませておくと最高です。
店主曰く、素材は「モナカの皮」のようなものらしく
カラーバリエーションは紫、青、緑、黄、白の5色。
半円でツートンカラーです。
お蕎麦とは関係ない、尾張屋さんの香り玉。
こんな一風変わった、可愛らしいものが
京都にはちょくちょくあるんですよ。
それだけではありません。
これ、ご存知だろうか。水田玉雲堂の「唐板」。
目立つところは微塵もありません。
たくさんの和菓子がある京都で、最古の菓子と伝わる煎餅。
耳を澄ませば聞こえるパリッとした食感と、
あわくほのかな甘さのみが口に広がります。
これぞ、なにもかもを引き算した結果の美学。
素朴とはこういうことです。
御霊神社の向かいのお店なので、
お近くにお越しの際には、ぜひ一度お立ち寄りを!
最後は、すさまじいインパクトを醸す、これ。
これ、急須ですよ!!
でも、なにかに似てませんか?
ほらほら、この大きく広い注ぎ口。
どこかで見たような。
そうです! あのペリカンのクチバシに似ていますよね!
これは左京区岩倉にある晋六窯で作られている
その名も「ペリカン急須」というもの。
注ぎやすさが素晴らしくて、茶漉し要らず。
普段使いのものだからこそ、
上質で便利なものを使いたいですよね。
こんなふうに、おもしろくて奥深いものが
京都にはたくさんあります。
ぜひ、いろいろと見つけてください!
次回は、一回お休みして、
その次の次に広島にバトンをつなぎます。
お題は「この地で、一番見てほしいもの」です。
よろしくお願いします。
写真/ハンケイ500m編集部
長崎 ながさきプレス
https://www.nagasaki-press.com/
広島 Wink
和歌山 もっと和歌山
大阪 SAVVY
京都 ハンケイ500m
福井 ふーぽ
※こちらの記事内容は、2025年5月1日現在のものです。
そのため、予告なく記載されている事項が変更される場合がありますので、予めご了承ください。
※記事内の価格は、特記がない限りすべて税込価格です。
コメントを投稿するにはログインしてください。