ながさきプレスWEBマガジン

  • ゴミを減らすために小学生がカレンダーを作成(小値賀)

    美しい景観を守るためにできること
    美しい景観を守るためにできること

     

     小値賀町は、全島が西海国立公園に指定された美しい景観を有し、近年は民泊などを活用した独自の観光事業が脚光を浴び、観光客・交流人口が増加しています。
     しかしながら海岸に散在する漂着ゴミは、美しい景観や環境を著しく阻害しています。海ゴミをなくすためには、「拾うこと」と「捨てないこと」です。すでに捨てられたゴミは清掃するしかありませんが、人が後からゴミを捨て続ければ海ゴミの問題はいつまでたっても解決しません。
     小値賀町では毎年、小学5年生が授業の一環として環境教育に取り組んでおり、実際に海岸を見てまわった感想や、地元の海岸清掃に取り組むボランティアの人たちの声を聞いたりしています。
     そして勉強したことを形として残すために、毎年、写真のように「ゴミ収集カレンダー」を作成し、町民に普及啓発しています。今年のカレンダーはこどもたちの短歌も添えられていました。
     「人間が すてたゴミで 生き物が……」
     「海岸は みんなの場所だ 自分から きれいにしよう 誰かがやらなきゃ」
     「青い空 白い砂浜 黒いごみ」
     素直なこどもたちの言葉一つひとつに考えさせられます。
    問い合わせ:小値賀町役場総務課企画係(Tel:0959‐56‐3111)

    profile

    神崎 健司 小値賀町役場総務課企画係長。長崎生まれの小値賀育ち。高校卒業後、すぐに小値賀町役場に入庁し、在職19年目。小値賀町の地域づくり全般に携わっている。プライベートでは、郷土芸能保存会や島の劇団など多数所属。妻と子ども2人の4人暮らし。

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