ながさきプレスWEBマガジン

  • アートのある暮らし theme.2

    現代アート / ~みいださかえ『夢の木』~

    手仕事のぬくもりを感じられる木版画は、自然と家具やインテリアに溶け込み、心地よい空間を演出する みいださかえ 「夢の木」木版画

    北欧インテリアに馴染む木版画

     第二回は、最近日本でも人気の北欧インテリアに馴染む木版画をご紹介します。そもそも日本人は、なぜ北欧インテリアをよく好むのでしょうか。そのヒミツについてもふれていきますよ。
     実は北欧と日本には、インテリアの共通点が多くあります。例えば、木や革のように時間が経てば経つほど味わいが出るものに愛着をもったりと、素材の感触・風合いを活かしたインテリアを生み出すことが非常に得意です。さらに必要なものに関しては、長期間使用できるものを選りすぐり整理するなど、日々の暮らしで感じる豊かさなどの感覚が似ているように思います。
     版画家・みいださかえさんの木版画の美は、とても繊細で、北欧ヴィンテージのチェストにとてもよく馴染みます。作品に込められた、やさしくて柔らかな想いによって、ゆっくりと暮らしの時を流してくれます。もちろん、北欧と同じように木の温かみを感じる和テイストのインテリアにも、彼女のアートはピタリとはまります。さぁ“アートのある暮らし”をはじめてみませんか。

    みいだ さかえ

    群馬県桐生市生まれ。1977年武蔵野美術短期大学専攻科終了。春陽会版画部会員。春陽会では、2000・01・02年に奨励賞、2006年には岡鹿之助賞を受賞。

    profile
    インテリアコーディネーター 山下 あかね
    長崎インテリアコーディネーター協会事務局長。インテリアコーディネートを手掛けるほか、アートライフスタイリストとして講座やイベントを開催
    ホームページ http://akane-interior.com

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