ながさきプレスWEBマガジン

  • アートのある暮らし theme.3

    現代アート / ~松尾洋子『響』~

    音楽を聴きながら、自然と湧いてくる感情を「空間」・「リズム」・「色彩」で表現することで生まれる
    音楽を聴きながら、自然と湧いてくる感情を「空間」・「リズム」・「色彩」で表現することで生まれる

    フレンチ・シャビーと優美な線が響き合う

     第三回は、最近よく耳にする女性憧れの「フレンチ・シャビー」について説明していくと共に、さらにその空間をより温かみのあるインテリアへ創り出してくれる抽象画をご紹介します。
    「フレンチ・シャビー」とは、Shabby(使い古された)chic(品の良い)という言葉から由来します。その名の通り、「古めかしくも上品なインテリアスタイル」で、フレンチ風の雰囲気を持った部屋です。アンティークやヴィンテージ家具の色あせた風合いと、無機質な雰囲気には独特の魅力があります。ガーリーで可愛らしい一面を持ちながら、エレガントでクラシックな大人っぽいインテリアが幅広い年代の女性に選ばれています。
    「グレー」はシャビーシックの代表色であり、グラデーションが豊富でどんなインテリアともマッチしやすいのがポイントです。そのチェストに松尾洋子さんの、優美な色調と単純化された線の響きが快い波動を生んでいる抽象画がピタリと合います。温かみと楽しさを感じる作品は、居心地の良い特別な空間を創り出してくれます。さぁ“アートのある暮らし”をはじめてみませんか。

    (写真右)

     

    松尾 洋子

    長崎市生まれ。長崎大学教育学部美術科卒業。福岡市在住。フィナール国際美術展/サロン・ド・メに招待出品し、福岡市立美術館や国内外で個展多数。

    profile
    インテリアコーディネーター 山下 あかね
    長崎インテリアコーディネーター協会事務局長。インテリアコーディネートを手掛けるほか、アートライフスタイリストとして講座やイベントを開催
    ホームページ http://akane-interior.com

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