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  • 宇久島の特産品(宇久)

    宇久島育ちの芋焼酎で乾杯
    宇久島育ちの芋焼酎で乾杯

     

     宇久島ではいろいろな農産物が採れます。農家さんが丹精込めてつくった数ある作物の一つが〝さつま芋〟。品種も農家さんによってさまざまで、もちろん味も違いますが、どれも絶品。宇久の土壌は古くは江戸時代から拓けているほど農作物に適した土壌で、その土壌がつくる芋は、かんころもちの原料としても最適です。
     このさつま芋を焼酎にしたのが宇久島芋焼酎「城ヶ岳」と「家盛」。別名「五島富士」とも呼ばれる綺麗な形の名山・城ヶ岳と、五島文化の礎となった平家盛の名を冠したこの焼酎は、それぞれ毎年採れる2種類のさつま芋でつくられます。味の違いをさつま芋の状態で食べ比べるのと、焼酎に変わった状態で飲み比べてみるのとでは、違いは歴然。さっぱりした飲み口で焼酎初心者の方に最適な「城ヶ岳」、濃厚な甘みでなめらかな「家盛」と、それぞれのさつま芋の個性が際立って主張してきます。つくられる年で味も変化するのでワインのようですね。ちなみに宇久島では正月にいただくお神酒を日本酒ではなく焼酎にしている地区もあります。焼酎を薄めずにいただくので、一気に酔いも回ります。
     島と酒の縁は日本全国どこでも切っては切れぬ縁と聞きますが、やはり宇久島でもお酒で始まる人の縁。でもお酒は二十歳になってから!
    問い合わせ:宇久町観光協会(Tel:0959‐57‐3935)

     

    profile

    檜垣 督 宇久町観光協会職員。大阪出身の元熱帯魚販売店員で、海の青さに魅せられて2014年春に宇久島へ移住。観賞魚を飼育していたという前職の経験を活かし、自然の観光資源を日々探している。趣味は釣りやカメラ、バンド活動。

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