ながさきプレスWEBマガジン

  • 第5回 「雲仙市 諏訪の池」

     陽射しが日に日に強くなり、本格的な夏の到来!ビーチでワイワイ遊ぶのも楽しいけれど、静かな池のほとりでゆったり散歩したり、釣りをしたり。林の中に寝転んで、鳥のさえずりに耳を澄ませたり。涼をとりながら、そんなのんびりタイムも素敵な夏の過ごし方だ。ここ〈諏訪の池〉は大自然に囲まれた〈雲仙天草国立公園〉内にあり、夏のふらり旅にぴったりの場所。江戸時代に水田の灌漑用の「ため池」として作られ、上池・中池・下池で32ヘクタールの広さを誇る。「避暑地」とは言い切れない標高250メートルに位置するが、青く輝く池や深い森の緑に包まれると、平地よりもぐっと涼しさを感じられる。

     池のそばには、周囲の植物や昆虫、鳥たちについて楽しく学べる〈雲仙諏訪の池ビジターセンター〉や、手ぶらでもOKのキャンプサイト、野鳥の観察スポットに森の散策路、グランドやテニスコートまであり、思い思いに池のほとりでの楽しい時間を過ごせる。レトロなボートのりばから、懐かしさ漂う一艘(一羽?)の小さなスワンボートに乗り込んで、平成新山を望む雄大な景色をゆく…。ちょっぴり笑ってしまうような不思議な光景だけど、そんな遊びがまた楽しい。

     夜は満天の星空が広がり、水面に黄金色の月影が揺れるという諏訪の池。水辺の涼と自然、絶景を求めてでかけてみては。

    緑溢れる林の中でのんびり

    諏訪の池は、水辺でも林でも季節の野鳥がさえずる恵まれた環境だそう。そんな自然にふれると、人間だってリフレッシュ!心が生き返ること間違いなし。虫よけをお忘れなく!

    夜空を旅する天体観測

    その言葉にたがわず、諏訪の池の星空は本当に美しい。ビジターセンターには九州最大級、口径250mmの屈折式大型望遠鏡があり、毎週土曜の19:30~21:30に参加費無料・予約不要の星空観察会を開催中!

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