ながさきプレスWEBマガジン

  • さかなの時間【カキ】

    魚を愛する人に聞いた、長崎のおさかな事情

     

     

    第7回

     

    【カキ】

     

    長崎県の養殖カキ

     

    カキとは・・・
    ウグイスガイ目イタボガキ科・ベッコウガキ科。全長10cm。
    「海のミルク」と呼ばれるほど、多くの栄養素を含む“カキ界の王様”

     

    安心・安全を届けたい!
    選ばれ続ける信頼がここに

    寒い季節にこそ、食べたくなる冬の味覚・カキ。

     

    豊かな自然に囲まれた長崎の海は、エサとなるプランクトンが多く発生するため、九十九島カキや小長井カキなど、全国区のブランドが数多く存在する。

     

    カキ養殖は、カキの幼生を付着させたホタテ貝殻を針金に通し、約8mの垂下連を作り、養殖場のイカダに8ヶ月~13ヶ月の間吊り下げて、収穫サイズにまで成長させる。

     

    縦8m×横13mのイカダで2万個のカキを養殖
    縦8m×横13mのイカダで2万個のカキを養殖

     

    生産者は、カキの育ち具合を日々観察しながら、大事に育て上げる。

     

    天候状況や水温、イカダ周辺のプランクトンの発生具合を慎重に見極めながら養殖を行わなければ、美味しいカキに育たない。

     

    下連に付いた40枚のホタテ貝の一つには、約10個のカキが付着しているため選別を行う
    下連に付いた40枚のホタテ貝の一つには、約10個のカキが付着しているため選別を行う

     

    大きく成長したカキは、人力では持ち上げられないため、船に装備しているクレーンのウインチで巻き上げて収穫。

     

    約8mのカキ垂下連をクレーンで引き上げる様子
    約8mのカキ垂下連をクレーンで引き上げる様子

     

    その後、カキに付着した生物を取り除き形を整え、丸カゴに移し替えて海水に沈めて養生する。

     

    カキを出荷前に泥や付着した生物を一つずつ取り除く様子
    出荷前に泥や付着した生物を一つずつ取り除く

     

    そして、出荷前には24時間以上殺菌海水で浄化処理を行い、ようやく全国に出荷される。

     

    出荷前に殺菌海水につけて浄化処理を行う。

     

    新鮮なカキをおいしく安全に食べられるよう、徹底管理された環境の中で育った長崎のカキ。

     

    地元だけでなく、関東圏でも高値で取引され、人気を博しているのも、長年の〝信頼〟と〝実績〟があるからだろう。

     

     

    新鮮なカキを届けるため、
    安全対策を徹底する

     

    〈マルモ水産〉のカキは、入念な安全対策を行うため、全ての商品にUV殺菌海水にて浄化処理を施し、さらに、養殖場の水質検査、貝毒検査を徹底しており、安心して一年中カキを国内だけでなく、海外へ輸出しています。

     

    また、カキ小屋で夏は岩牡蠣、冬は真牡蠣を楽しめるので、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。

     

    「牡蠣しゅうまい」や「牡蠣ちゃんぽん」などの加工品
    「牡蠣しゅうまい」や「牡蠣ちゃんぽん」などの加工品も販売中

     

    取材・撮影協力

    マルモ水産

    TEL:0956-28-0602

    HP:https://marumo99.jp/kaijoukakigoya/

     

     

     

    長崎のカキはこちらで食べられます!

     

    佐世保市 Jazz Restaurant FLAT FIVE

     

    常連客の名にちなんだ
    名物料理をアツアツで

     

    【写真】シーフードデレクライス:1,280円

     


    1980年創業のジャズバー&レストラン。冬季限定のシーフードデレクライスは、旨味があふれる九十九島産カキに、かつて巷では珍しかったハラペーニョを使ったサルサソースにブレンドされたチーズがトロリ。佐世保らしい歴史が詰まった名物料理を、粋な音楽と共に楽しもう。

     

    Jazz Restaurant FLAT FIVE
    場所:長崎県佐世保市光月町2-3
    TEL:0956-22-8100

    詳しい店舗情報はこちら

     

     

     

    長崎市 長崎和食 惣重

     

    和食要素を取り入れた
    季節限定の逸品をどうぞ

     

    【写真】牡蠣グラタン:1,000円~

     


    季節の移ろいを和食で感じられる大人の隠れ家。多彩なコース料理の中の「牡蠣グラタン」は、ホワイトソースに白みそを加え、和食風にアレンジを効かせた逸品だ。長崎県産カキをはじめ、季節の野菜の旨みをギュッと閉じ込めている。単品でも注文可能なので、旬の味覚をぜひ味わって。

     

    長崎和食 惣重
    場所:長崎県長崎市鍛冶屋町3-2
    TEL:095-895-7473

    詳しい店舗情報はこちら

     

     

     

    長崎市 赤目 AKAME

     

    目の前で焼かれる鉄板料理で
    ライブ感も楽しめるカキグルメ

     

    【写真】(左)カキと木の子のみそ焼き:900円/(右)小ガキ酢:900円

     


    銅座には欠かせないお店としてすでに定着する〈赤目〉の牡蠣料理は逸品揃い。甘辛い味噌とたっぷりきのこが入った創作料理「カキと木の子のみそ焼き」は、九十九島かきを使い、この季節だけの限定メニューだ。「小ガキ酢」は、素材の旨みを最大限に活かした味付けで、日本酒との相性も◎。

     

    赤目 AKAME
    場所:長崎市銅座町9-17銅座ツデイビル1F&2F
    TEL:095-826-3777

    詳しい店舗情報はこちら

     

     

    ながさき「魚」博が2月に初開催!!

     

    アミュプラザ長崎かもめ広場にて、2/21(金)~24(月・祝)の4日間、ながさき「魚」博が初開催。

    長崎県産の美味しい魚を使ってオリジナルの海鮮丼を作ったり、マグロの解体ショーや即売会を予定。

     

    さらに、今が旬の蒸しガキの販売や鯨汁の無料配布など、家族や友人と楽しめる魚づくしのイベントに足を運ぼう!

     

     

    Information

    開催期間:2020/2/21(金)~24(月・祝)
    開催地:アミュプラザ長崎かもめ広場
    主 催:長崎県漁業協同組合連合会/長崎県かん水魚類養殖議会
    ホームページ:http://www.nsgyoren.jf-net.ne.jp

     

    長崎県の魚愛用店について

     

     

    長崎県産の魚介類や水産加工品の愛用を推進するため、県産魚を積極的に活用したメニューを提供する店舗を「長崎県の魚愛用店」として県が認定している。地元の人や観光客が、長崎県の水産物を食べたいときに利用できるよう、いつでも食べられる店としてホテルや旅館、レストラン、料理店が加盟している。

     

     

     

    長崎県の魚愛用店

     

     

    魚愛用店の情報はコチラのサイトでCheck!!

     

     

     

     

    Information

     

    長崎県水産加工流通課
    TEL:095-895-2871
    配布場所:県内のホテル・宿泊施設、観光案内所、道の駅

     

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